【社説】北朝鮮の核実験は喪家に祝砲を撃つ妄動だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.23 10:43
セウォル号沈没惨事で韓国全体が悲嘆に暮れている中、北朝鮮では核実験の準備が進められているという。韓米の情報当局は咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンブクド・キルジュグン・プンゲリ)の核実験場で4度目の核実験を急いでいる状況を多数捕捉した。核実験場一帯で人と車両の活動が増加し、坑道入口に遮断幕が設置されただけでなく一部装備と資材が搬入される場面も衛星で撮影された。その気になればいつでも核実験を実施できる段階という。珍島(チンド)近海の慟哭の上に北朝鮮発の核の雲が押し寄せている。
これまで北朝鮮はミサイル発射、国連安保理対応措置、核実験予告、核実験強行の手順を歩んできた。北朝鮮は先月26日にノドンミサイルを発射し、安保理はこれを糾弾する議長声明を発表した。北朝鮮外務省は先月30日、「核抑止力をさらに強化するため新たな形態の核実験も排除しないだろう」と威嚇した。核実験の予告から強行まで1カ月は超えない前例に照らし、豊渓里核実験場周辺の慌ただしい動きはオバマ米大統領訪韓を狙った示威用と見るだけではない。