【取材日記】韓国哨戒艦「天安」当時の怪談、なぜ「セウォル号」にも登場?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 16:43
韓国哨戒艦「天安」爆沈事件当時と似ている。
沈没場所の激しい潮流、悪天候による捜索・救助作業の困難だけでない。誤解や怪談が広まる状況も同じだ。さらに、訓練中の米軍潜水艦と衝突して沈没したのではないかという怪談まで出ている。「天安」当時に出てきた怪談と同じバージョンだ。当時も韓米連合トクスリ演習に参加した米海軍潜水艦が「天安」と衝突し、日本で修理中という話が広まった。
「天安」当時と変わったのは、情報と疎通の不在がさらに深刻になったという点だ。4年前の3月26日の「天安」爆沈直後、艦艇が二つに折れて沈没したが、報告が遅れた。軍は将兵を救助中と公式ブリーフィングしたが、後に縮小・隠蔽疑惑を招いた。その後も捜索状況がどう進行されるのか、きちんと知らせることができなかった。報道に混乱が発生し、いくつかのデマが出てくると、軍は定例ブリーフィングのほかに随時ブリーフィングした。元深海潜水士の将校を派遣し、国民の疑問点を解消した。