<韓国旅客船沈没>緊迫した交信、「船長が判断して脱出させろ」と言ったのに…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.21 11:15
イ・ジュンソク船長(69)をはじめとするセウォル号船員が事故当時、珍島(チンド)海上交通管制センター(VTS)から乗客の救助措置指示を受けていたのに退船命令などの措置を取っていなかったことが明らかになった。20日、事故対策本部が公開した交信録音収録によれば、セウォル号は16日午前9時7分から9時38分まで珍島VTSと11回の交信を行った。事故前までは済州(チェジュ)VTSと交信しており、午前8時55分に済州VTSに事故を申告した後、海洋警察の救難指示により珍島VTSと交信した。
珍島VTSは9時7分、セウォル号操舵室に「船が横倒しになったということで合っているか」と尋ねた後、救助措置指示を出した。引き続き9時23~24分「ぐずぐずしないでライフリング(救命チューブ)でも着用させて(外に乗客を)脱出させてください。早く!」と指示した。それと共に25分には「そちら側の状況が分からないので船長が最終判断をして早く脱出の決定を下しなさい」と言った。