韓国映画『トヒよ』、カンヌ映画祭「ある視点」部門に招待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.18 11:15
新人チョン・ジュリ監督の『トヒよ』(原題、5月公開予定)が5月14日に開幕する第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に招待された。海辺の町に左遷された派出所長のヨンナム(ペ・ドゥナ扮)が暴力を受けている少女トヒ(キム・セロン扮)を救おうとする途中で危険に直面するというストーリーで、イ・チャンドン監督が製作を引き受けた。「ある視点」にはポン・ジュノ監督の『母なる証明』(2009)やナ・ホンジン監督の『哀しき獣』(2010)などが招待されたことがあり、ホン・サンス監督の『ハハハ』(2010)とキム・ギドク監督の『アリラン』(2011)はこの部門で大賞を受賞した。
リュ・スンリョンとイ・ジヌク主演のアクション映画『標的』(原題、4月30日公開予定)は非コンペティション部門である「ミッドナイトスクリーング」に招待された。仏映画『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(2010)のリメーク作で、殺人の寃罪で追われることになった男と拉致された妻を救うためにこの男と行動を共にするもう一人の男の話だ。これにより、韓国映画は先立って若手監督のためのコンペティション部門「シネフォンダシオン」に進出したクォン・ヒョンジュ監督の短編『息』(原題)とあわせて合計3作品がカンヌで披露されることになった。