<韓国旅客船沈没>過去にも大きな海難事故…その主な原因は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.17 13:50
16日に発生した旅客船「セウォル号」沈没事故は、約20年前に全羅北道扶安郡蝟島付近の海上で沈没した「西海(ソヘ)フェリー号」の事故を連想させる。現在の状況を総合すると、事故の原因や被害の規模が似ている。
西海フェリー号は1993年10月10日、悪天候にもかかわらず出港した。しかし3、4メートルの波のため運航が難しくなると、蝟島に回航しようとし、その過程で船体が傾き、転覆した。定員221人の船に約360人が乗船し、292人が死亡した。船舶の航路を決める航海士が休暇のため同乗せず、安全要員がわずか2人しかいなかったことも明らかになった。予想された人災という非難が殺到し、“安全不感症”が社会問題として台頭した。