<韓国旅客船沈没>浸水しても「船室待機」放送…救助現場に大人おらず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.17 09:39
6825トン級の大型旅客船セウォル号はなぜ、こんなに速く沈没したのだろうか。また、大規模な救助チームが出動したにもかかわらず、いまだ安否不明の290人(17日午前9時30分現在)を救えないのか。韓国政府は、大きな衝撃によって船の下部が破損し、船体が傾いて沈没したと把握している。船体が急激に傾けば電力・電源が一度に切れて「デッドシップ(dead ship)」状態になり、大きな人命被害につながるというのが専門家たちの分析だ。
◆「周辺より水深浅く」=セウォル号の沈没について、さまざまな可能性が提起されているが、今のところ座礁した可能性が高い。だが最初に衝撃が発生してから、わずか15分でコントロール不能状態に陥ったことについては専門家たちでさえ意見が入り乱れている。