役員の収賄事件拡大、困惑するロッテ辛東彬会長
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.13 10:03
辛東彬(シン・ドンビン)会長率いるロッテグループが危機を迎えている。グループ内外では「会社創立以来最大の試練期」という話が出るほどだ。ロッテホームショッピングの場合、現職役員と元役員の4人が納品業者から巨額のわいろを受け取った背任収賄などの容疑で拘束された。辛東彬会長の信任が厚かったという申憲(シン・ホン)社長も近く召還される方針だ。
典型的な「甲の横暴」と呼ばれる優位な立場を利用したものだったという点で批判のレベルは高い。ロッテホームショッピングはホームページの会社紹介と、各事務所、会議室に7大倫理規範として「協力会社から金品授受、接待など不当な利益を受け取ったり不道徳な行為をしません」という文面を掲げている。一部ではしかし、「机上のスローガンだけで営業現場の根深い慣行を除去することはできない」という批判が出ている。ロッテグループは7日、「辛会長がホームショッピング不正事件を聞き激怒した」として線を引いたが、捜査方向によっては政界ロビーゲートに広まる可能性も排除することはできない。