北、無人機で弾着点を確認し、長射程砲の精密砲撃が可能(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.08 17:41
「北の無人機が発見されるかなり以前から、軍の間では『ソウル核心地域防御』問題が深く議論された。北が多連装砲と長射程砲で奇襲攻撃する可能性のためだった。その場合、韓国の指揮系統は崩れ、深刻な事態となる」。軍をよく知るある消息筋の言葉だ。スカパロッティ在韓米軍司令官も3日、米議会の聴聞会で「北朝鮮が予告なく長射程砲でソウル都心と首都圏を攻撃する可能性がある」と懸念を表した。この消息筋は「北の無人機は静かな奇襲攻撃を可能にするため、新たな脅威として登場した」と付け加えた。
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北朝鮮の無人機は韓国が直面している軍事的危険レベルを想起させる。今回発見された北朝鮮の無人機は仕上げの処理が粗雑だ。商用の場合、北朝鮮の無人機のように重くて製作が難しいプラスチック系複合素材FRPを使わない。丈夫であるため、主に軍で使う。部品もほとんどが中国・台湾・日本製で、商用市場で入手できる低い水準だ。ただ、衛星利用測位システム(GPS)および位置確認用送受信装置と統合されている飛行制御コンピューターとソフトウェアはそれなりに精巧だ。