韓国、射程距離500キロ新型ミサイル開発の意味…北ミサイル90%消滅も可能(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.08 16:59
先月末、西海(ソヘ、黄海)ミサイル試験場で、金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官が参加した中で新型ミサイル発射実験が行われた。これまでの玄武-2ミサイルを改良したものだ。玄武-2は射程距離300キロに弾頭重量500キログラムだが、新しいミサイルは射程距離500キロで弾頭1トン規模だ。実験は韓国の対北朝鮮ミサイル防衛力を一段階高めるというものだった。2012年までは韓米ミサイル協定に縛られていて射程距離300キロ、弾頭500キログラムまでしか保有できなかった。ところが北朝鮮は▼射程距離300キロのスカッドB▼450キロのスカッドC▼4000キロ級中距離弾道ミサイル(IRBM)を実戦配置し、8000キロ級大陸間弾道ミサイル(ICBM)も開発中だ。ミサイル射程距離を考慮すれば韓国にとって大きな問題だ。
韓国軍のミサイル北方境界線は「さまざまな作戦要素を考慮すれば」軍事境界線(MDL)南側150キロ程度の忠清北道陰城(チュンチョンブクド・ウムソン)が限界だ。さらに北上すれば北朝鮮の攻撃に弱くなる。だが陰城以南から300キロの射程距離ミサイルを発射すれば平壌(ピョンヤン)にも届かない。