【社説】北の無人機に青瓦台を撮影されて右往左往する国防部
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.04 10:21
北朝鮮が首都ソウルと最前方ペクリョン島の上空に無人機を侵入させ、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と韓国軍の施設を偵察した事件は明白な挑発だ。もう我々は、北の核・ミサイル挑発、サイバー戦挑発に続き、無人機を利用した挑発という新たな安保環境に直面していることを認識する必要がある。
それでも国防部は無人機の侵犯後、右往左往する姿を見せた。先月24日に坡州(パジュ)で無人機が墜落した当時、国防部は「対南工作容疑は確認されなかった」と急いで発表した。先月31日にペクリョン島で別の無人機が墜落した後にもためらう姿を見せ、2日後に「北の仕業である可能性」に言及した。また、無人機は青瓦台に接近しておらず、撮影した写真もインターネット上に出るグーグルアースより画質が落ちると伝えたが、その後公開された写真から、青瓦台内の建物を鮮明に識別できる高画質で撮影されたことが明らかになった。