【時論】揺れる中国経済、どこへ行くのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.03 11:02
中国経済が不安定だ。10%を行き来していた成長率が7%台に落ちて3年目だ。その7%も不安だという。影の銀行(シャドーバンキング)など金融部門に累積したリスクが一度に噴出するのではないかという憂慮もある。
こうした成長鈍化と金融不安の背後には中国政府がいる。市場が実物経済の動向よりも政府の景気浮揚の有無にさらに神経を尖らせており、指標が悪くなるとむしろ株価が上がる珍現象もそのためだ。政府がカギを握っているということだ。
今、習近平-李克強政権は命運をかけて2つの大胆な転換を試みている。いわゆる「成長戦略の転換」と「市場が資源配分を決めるようにする」という決議だ。