露-中-韓のガス管“1石4鳥“なのに…手放しの韓国政府(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.31 14:47
ロシアのプーチン大統領がクリミア自治共和国のロシア合併条約に署名した18日。欧州と米国の非難声明があふれる中で、プーチン大統領のある側近が静かに日本へと向かった。プーチン氏の長年の同志でありロシア最大国営石油企業ロスネフチ(Rosneft)のイーゴリ・セーチンCEO(最高経営者)だった。彼は翌日、東京で記者たちを集めて「欧州と米国が、ロシアを孤立させようとすればモスクワはアジアに目を向けるだろう」とトーンを高めた。ロシアのシンクタンクである戦略技術分析センター(CAST)の中国専門家ワシリー・カシン氏は、あるメディアとのインタビューで「西側との関係が悪化するほどロシアは中国に近づき、中国から支持さえもらえば誰もロシアが孤立したとは言えないだろう」と一層強めた。
ロシアの高位要人が相次いでこのような発言をした背景は何か。国際エネルギー専門家たちは「中‐露の天然ガスパイプライン」に注目する。両国は東シベリアのコビクタガス田とサハ共和国内のチャヤンダガス田を中国東北3省~北京を経て山東半島までパイプで連結するために2年余りの間本格的な価格交渉を繰り広げてきた。実際、セーチン氏もこの日の会見で「5月に予定されたプーチン大統領の中国訪問で天然ガスの最終契約が締結されればグローバル・パワーが変わる、そうなると西側は必要なくなる」と大声を上げた。