【噴水台】規制さえ規制すれば本当に成功するのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.26 16:20
ミクロネーション(Micronation)というものがある。観光学で「超小型国家体」と翻訳する。国家ではなく国家体であるのは、国家ではないものが国家の役割をしているからだ。国家を真似た共同体、すなわち国家体制を借りたテーマパークがミクロネーションだ。子どものおもちゃのようだが、世界には現在120以上のミクロネーションがある。
韓国にもミクロネーションがある。南怡島(ナミソム)だ。南怡島は2006年3月1日、ナミナラ共和国の独立を宣言した。ナミナラ共和国は憲法・愛国歌・貨幣・パスポート・文字はもちろん、軍隊も持つ(南怡島旅客船の職員が「海軍」)。
南怡島の国家もどきはマーケティング戦略から始まった。2004年以降、日本人入場者が急増したが、南怡島は『冬のソナタ』ブームが3年後には弱まると予想した。考えた末に見いだした活路が、世の中にどこにもない「想像の国」だった。独立は避けられなかった。