【社説】哨戒艦爆沈の犠牲は無駄にならなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.25 13:08
あすは西海(黄海)の北方限界線(NLL)を守った韓国海軍の若者46人が冷たい白リョン島沖に水葬された哨戒艦爆沈4周年だ。乗組員104人を乗せ警戒任務を遂行中だった幅10メートル、長さ88メートルのこの哨戒艦は、夜9時45分ごろ突然の衝撃波を浴び数十メートルの水柱とともにあっという間に真っ二つになった。海軍特殊部隊(UDT)所属ハン・ジュホ准尉と民間漁船クムヨン号の船員7人も行方不明者を捜索して犠牲になった。哨戒艦は1999年に南北間で起きた第1次延坪(ヨンピョン)海戦での戦勝艦だったが、その後北朝鮮海軍が歯ぎしりしならが復讐を誓った相手だったという。哨戒艦攻撃命令は北朝鮮の最高指導部が下し、当時の金格植(キム・ギョクシク)4軍団長が作戦を指揮したとされる。
哨戒艦爆沈の犠牲は後方の親兄弟や子どもを守る軍の作戦過程で起きた。特に北朝鮮の侵略性のため軍への義務服務制を選んだ韓国は、いつ自分の兄弟や子どもが哨戒艦のような犠牲者になるかもわからない運命を抱いている。領土と国家の永続性を守るために服務しているところを敵の隠密で卑怯な攻撃に命を奪われた花のような若さを記憶しながら愛国という共同体的価値を振り返らせる。一方で北朝鮮と平和共存を追求しながら、もう一方では北朝鮮の政権がわれわれの共同体に加えている非道さと無惨な攻撃性を忘れてはならないだろう。