【中央時評】共同体の根本原理が揺らぐ韓国社会…政治革命を始めよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.21 13:34
韓国社会は今、共同体の根本運営原理自体が揺らいでいる。その核心は政治憎悪を越える政治縮小と反政治だ。政治のない国家生存、政治のない自由と平等は全く不可能なことだが、韓国において政治批判はもはや政治敵対と政治解体に近い。
近代以来、政治の核心主体は市民と代表(議会)であった。近代の黎明期に登場した「国家」という言葉自体が宗教・貴族・地主および私益からの直立・独立を意味する。したがって議会民主主義は市民が直接選出する独立的議会(代表)中心の国家体制をいう。
しかし今、韓国では逆転が発生している。公的代表と議会が全体社会、特に企業・言論・学界・宗教の私的既得勢力の集中攻撃を受けている間、代表性と民主性がない財閥と官僚(裁判所・検察・国家情報機構)が共同体全体の公論と価値を左右している。(議会)政治の復元を通じてはじめて軍事独裁から市民・議会・民主政治部に主権と決定権限を得てから一世代で逆転現象が発生している。