【コラム】変化が必要な韓国企業、IBMの成敗に注視すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.14 17:09
多くのグローバル企業が変身を繰り返している。M&A(企業の合併・買収)、事業売却、ビジネスモデル革新、ビジネス生態系拡大など、さまざまな戦略を通じて、新しい成長動力を探している。このようにグローバル企業が変身を繰り返している理由は、急変する「市場」と「顧客」の要求に応じるためだ。市場と顧客に合う高付加価値を提供できる会社だけが、激しいグローバル競争で生存できる。韓国企業が変身を急がなければならない理由でもある。
韓国企業がグローバル競争力を確保し、未来の成長動力を確保するために、IBMの失敗と成功は注視すべき部分だ。IBMは1990年代初め、ビジネス環境の変化に対応できず、深刻な危機を迎えた。しかしルー・ガースナー会長の陣頭指揮の下、果敢なビジネスモデル革新を断行した。外部からの最初の最高経営責任者(CEO)だったガースナー会長は「私は情報技術(IT)専門家ではないが、IBMの顧客だったため、顧客が望むことをを正確に知っている」と述べた。その後、ハードウェア製品中心から市場・顧客中心の統合ソリューション会社に変身した。その結果、93年から2001年までの8年間、200億ドル以上の売上増加となり、復活に成功した。最近ではモバイル時代に適したクラウドやビッグデータ分野を中心に新しい領域を確保している。
では、韓国企業が市場と顧客が望む企業に革新するために考えるべき課題は何だろうか。