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【社説】韓流の持続可能な戦略を考える時

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.10 13:15
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ドラマ『星から来たあなた』で人気が増した俳優キム・スヒョンが8日、300万中国元(約5億2170万ウォン、1億円超)の出演料でチャーター機に乗り、最高の警護の中で南京に行ってきた。彼は現地の江蘇衛星テレビの『最強大脳』に出演したが、観覧席の入場券1枚がインターネットで最高3万元(約520万ウォン)で売れたという。中国では『星から来たあなた』で女優チョン・ジヒョンが着用した衣装やアクセサリーが「完売」し、ドラマに登場した「チメク(チキン+ビール)」も人気が出たというニュースだ。歌手PSY(サイ)の『江南(カンナム)スタイル』や馬ダンスに続き『星から来たあなた』が韓流熱風に拍車をかけている。

中国最大の定例政治行事である両会でも、韓流が関心事として登場した。王岐山・党規律委書記は6・7日の両会で「『星から来たあなた』などの韓国ドラマが私たちより先んじている。核心は伝統文化の昇華にある」と重ねて強調した。米国ワシントンポストは8日(現地時間)、こうした現象を紹介して展望まで扱った「韓国ドラマが中国の模範になるだろうか」という題名の現地発記事を1面に掲載した。

 
すでに韓流は一時的な流行を過ぎて東アジアの大衆文化を主導する、とうとうたる流れとしての位置を確立している。もちろん警戒すべき部分もある。日本を席巻した韓流が韓日外交対立、そして日本右翼があおる嫌韓感情によって冷めてしまったのが事実だ。今後の国際政治状況と関係なく韓流を長く持続できる戦略を新しく作る必要がある。

単純に韓国の大衆文化が海外へと一方的に流れていくことから脱却して、双方向に融合させることも重要だ。多様な人種・国籍・背景の人材が韓国の大衆文化から夢と才能を発揮できるようにすべきだ。歴史的に、文化ほど雑種強勢が著しい分野はない。オランダの黄金の17世紀、そして現在の米国が代表的だ。韓流は私たちの未来のためにも大切に育てなければならないソフトパワーだ。これ以上、製造業1本での綱渡りでは危険だ。米国の映画『アバター』がソナタ300万台の輸出に次ぐ経済的効果を上げたという事実を記憶しておくべきだ。

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