韓国の有名家具会社、「イケア」に真っ向勝負
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.06 16:19
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6日にオープンするハンセムのフラッグショップ木洞(モクトン)店。地下1・2階は生活用品、地上1・2階は寝室・睡眠関連、3階は居間と食堂、4階は輸入家具、5階は子供部屋と授乳室、6階は台所コーナーとカフェで構成されている。(写真=ハンセム)
「12月に京畿道光明(キョンギド・クァンミョン)にイケアの店舗が来る。ハンセムのフラッグショップ木洞(モクトン)店はこれに対するものだ」。ハンセムのチェ・ヤンハ会長は5日、スウェーデンの家具ブランド「イケア」の韓国進出が少なからず影響を及ぼすと認めた。中国で1998年に北京店をオープンさせたイケアが、今年3月に15号店を出すなど着実に成長してきており、日本でも2006年オープンの東京1号店をはじめ8店舗を展開している。チェ会長は「6日にオープンするフラッグショップ木洞店が、イケアの韓国進出に対するハンセムの回答」と明らかにした。ハンセムはソウル江西区登村路(カンソグ・トゥンチョンノ)に延べ面積5680平方メートルの地下2階・地上6階規模のインテリア流通店舗を開く。97年にオープンした方背(パンベ)店と論峴(ノンヒョン)・盆唐(ブンダン)・蚕室(チャムシル)・釜山(プサン)センタム店に続き6番目の大型直販店だ。
フラッグショップ木洞店は光明イケアと直線距離で12キロメートル離れている。車で30分あれば行ける距離だ。だが2つの企業の営業戦略は明らかに異なる。軽くて安い組み立て式家具で単身世帯や新婚夫婦に人気を呼んだイケアとは違い、木洞店は徹底した「プレミアムマーケティング」を前面に出した。これまでの売り場では66~99平方メートル(20~30坪)帯と132平方メートル(40坪)以上の家具を半分ずつ展示していたが、木洞店は専有面積110~132平方メートル用の家具の比重を70%に増やした。新婚モデルハウスも80平方メートルから110平方メートル基準に変えた。ハンセムのキム・ヨンハ売り場事業部理事は「フラッグショップで商品選択から設置まで一度にショッピングして、家具1つではなく、家の中のインテリア自体を購入するプレミアムショッピングを可能にさせた」と話した。木洞店の売り上げ目標は年間500億ウォン(約48億円)だ。