韓国政府「日本、慰安婦加害者」…国連で初めて名指し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.06 07:49
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が国連人権理事会で、日本が慰安婦被害者問題に対する過ちを認めるよう促した。韓国政府が国連人権理事会で公式に日本が加害者であることに言及して解決を求めたのは今回が初めてだ。
尹長官は5日、スイスのジュネーブで開かれた第25回人権理事会の高位級会議の基調演説で、「国際社会が多くの努力を傾けてきたが、今でも世界各地の紛争地域で深刻な性暴行が横行している」とし、「これは過去に発生して今も解決されないまま進行中の問題とも関連するが、実証的な事例がまさに『日本軍慰安婦被害者(victims of wartime sexsual slavery)問題』」と強調した。また「最近になって一部の日本政治指導者が慰安婦問題に対する日本軍の関与と強制性を認めて謝罪した20年余り前の首相談話まで否定しようとしている」とし、安倍晋三政権による河野談話の見直しに向けての動きを批判した。続いて「このような状況で日本政府が女性に対する性暴行に憤慨するというのは、この問題に対する二重的態度を見せるものだ」と指摘した。