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朴槿恵大統領「民生・経済取りまとめるのが新政治」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.05 14:03
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朴槿恵(パク・クネ)大統領が4日、野党陣営を狙い、「真の新政治は民生と経済を取りまとめることから始めるべきなのに、そうできない韓国の政治の現実はあまりにも残念だ」と話した。2日に民主党と無所属の安哲秀(アン・チョルス)議員が新党旗揚げを宣言し掲げた「新政治」に対し朴大統領が直接批判した格好だ。朴大統領が「新政治」という言葉を使うのは初めてだと閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は伝えた。

朴大統領は閣議を主宰する席で、「先週に2月の臨時国会が終わったが最も至急だった福祉3法(基礎年金法案・障害者年金法案・国民基礎生活保障法案)が処理できず本当に残念だ」としてこのように明らかにした。朴大統領は「7月から65歳以上の高齢者に支給しようと計画した基礎年金は相当な支障をきたすことになった。10月から施行しようとしたオーダーメード型給与体系への改編も遅れるほかなくなった」と述べた。合わせて「行政府と立法府は国を率いていく2つの車輪だ。政府と国会が一緒に動いてこそ国が正しい道に進んで行くことができ、国民が安らかになれる」と指摘した。続けて「国会が福祉3法を含む民生法案と経済活性化法案を早く通過させることを期待する」と付け加えた。

 
朴大統領は先月25日に発表した経済革新3カ年計画に対しても、「この計画の完成は国民の参加と政界の積極的な協力がなければならない。政界とすべての公務員は個人の利益と立身出世を捨て国民の生活のために実質的な経済問題を解決していくよう先導しなくてはならない」と強調した。

朴大統領は最近母子3人が生活苦の末に自殺した事件と関連、「胸が痛む事件が起きた。この方が基礎受給者申請をしたり管轄区庁や住民センターでこの状況をわかっていたならば政府の緊急福祉支援制度を通じ色々な支援を受けられたはずだが、そうできなくて本当に残念で心が痛い」と話した。合わせて「韓国の福祉環境はまだ十分ではないが、存在する制度もこのように国民が知らずに利用できないならば事実上存在しない制度と同じこと」と指摘した。

与党セヌリ党もこの日「民生」で足並みをそろえた。地方選挙を「民生大政争」の構図に持ち込もうという戦略だ。「民生法案処理失敗は新党設立に没頭した野党陣営のため」というフレームで新党ブームを静めるという考えだ。崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)院内代表は院内対策会議で「(基礎年金をめぐり)民主党が時間稼ぎで対応し3月になっても政治野合にばかり没頭している。母子3人の自殺のような悲劇が発生しないようオーダーメード型で支給する基礎生活法案の処理は一刻を争う」と強調した。尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)院内首席副代表も「7月に基礎年金を支給するには今月10日までに法案を通さなければならない。民主党と安哲秀議員は新党に注ぐ誠意の10分の1、100分の1だけでもこの問題を熟慮しなければならない」と述べた。

セヌリ党は基礎年金法案など福祉3法の緊急性を強調しワンポイント国会を提案したが見通しは明るくない。基礎年金対象者に一括して同じ金額を与えようという民主党と、上位30%を除いた残りに10万~20万ウォンを与えようというセヌリ党の立場の違いが狭まらなかったためだ。

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