現代車、安全性で完全武装した「LFソナタ」公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.04 16:49
刹那だった。乗用車1台が視野に入った瞬間、壁に衝突した。車体の前部左側の4分の1が痕跡もなく消えたが、運転席の空間は完ぺきに残っていた。現代車の野心作、新型ソナタ(LF)が安全性という秘蔵の武器を搭載し、初めてその存在を世間に知らせる瞬間だった。
現代車は4日、京畿道華城市の現代・起亜車技術研究所(ナムヤン研究所)でメディア説明会を開き、今月末発売予定のLFを事前に公開した。LFはいくつかの面で新型ジェネシスと似ていていた。すっきりとした前面部のグリル、真っ直ぐに伸びながら側面部を飾る直線、クーペに近い姿で美しく描かれた後面部のラインまで。「ミニジェネシス」といっても言い過ぎでない。現代車の新しいデザイン哲学「フルイディック・スカルプチャー(柔軟な躍動性)2.0」がジェネシスに続いてこの車にも適用されたからだ。
似ているのは外観だけでない。LFは「基本に戻る」というジェネシスの開発方向に従った。よく走り、よく止まる車を作るため、重さをやや犠牲にしても、車の安全性と走行の安全性を高める方向を選択したのだ。