【噴水台】外国人憎悪のデモを放置・傍観する日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.04 08:52
先週出された米国務省の人権報告書は、最近日本で広がっている嫌韓デモを人権侵害と規定した。嫌韓デモはますます頻繁になり激しくなっている。昨年の調査によると3年間に10倍以上に増えた。過去には「竹島(独島)返還」などだったスローガンが、最近では「韓国人は害虫、殺虫剤でなくそう」など明白な外国人への憎悪・嫌悪に広がっている。不買運動も普通のことだ。それでも日本当局は驚くべきことに「合法的デモ」としてこれを放置する。
さらにあきれたのは英外務省サイトの「日本旅行ガイド」に、「日本で時々民族主義者が行うデモが外国に対して敵意を示している。デモだと気付いたらただちにその場を離れるように」という内容があるという報道に対する日本の一部の反応だ。日本の外務省関係者は東京新聞の取材に、デモが在日韓国・朝鮮人だけでなく外国全体に敵意を示しているように映ったようだと話したという。この言葉はややもすると「在日韓国人に対する人種憎悪・嫌悪デモは構わない」という言葉に聞こえかねない。対象を問わず外国人憎悪・嫌悪自体を犯罪視するグローバルスタンダードからどれだけかけ離れているかを示す事例ではないだろうか。韓国政府は抗議をせずに何をしているのか。