2者対決で迎える地方選挙…キム・ハンギル・安哲秀が「第3地帯新党創党」宣言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.03 09:11
新党がうまく行くためには、これまでの安哲秀議員の支持層がどれだけ離れずに新党側に移動するかがカギだ。2012年の大統領選挙で文在寅(ムン・ジェイン)議員が敗北したのは文議員が安議員の支持層を全て吸収できなかったためという評価が多かった。
今回は▼すべてを放棄した2012年と違い、安議員が新党の共同株主になり▼民主党の党権を親盧系〔盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の支持派)ではなくキム・ハンギル代表が握っているという点で2年前とは状況が違う。それでも新しい政治を標ぼうした安議員の支持層の相当数が既成政界に強い反感を抱いている無党派層という点で、民主党との統合は安議員の支持勢力の離脱につながりかねないという観測も出てくる。そのために近く実施される世論調査の結果に非常に関心が集まっている。
セヌリ党は安議員の支持層の亀裂を試みている。与党の核心関係者は「安議員はソウル市長選挙も放棄し、大統領選挙も途中で挫折し、今度は地方選挙も独自路線をあきらめた」として「民主党に期待した瞬間に安哲秀の新しい政治は終わった」と批判した。また、安議員の周辺には金成植(キム・ソンシク)元議員のように現与党に合流した人々が少なくない。彼らが民主党と手を組むことに拒否感を表示していることも、安議員の負担に残る見通しだ。金元議員は新党創党のニュースに「(今後の去就を)真剣に検討中」と話した。