【コラム】「借金慣れした世代」の誕生=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.27 10:38
学生時代の友人Aはとんでもなかった。人文学を専攻して就職先は銀行にした。なぜそうしたのか。「夢があって」。何の夢か。「お金をたくさん借りる。それも、すごくたくさん。一生に数十、数千億ウォンを借りる。そしてジャージャーと全て使って返さずに死ぬ」。
今、冗談を言ったのか。私が真顔になるとAは突然、真剣になった。屁理屈の哲学、勝手な経済学が飛び出してきた。「資本主義がなんだ。本質は信用創出だ。信用はたくさん借りるほど大きくなる。理論的には、よく借りて返すことを無限に繰り返せば信用度も無限に大きくなれる。今に見てみろ。誰でも借金をして生きる世の中、借金をよくする人が最上の捕食者になる時代がすぐに訪れるのだ」。