プレミアムシングル族が増える韓国…「家族との断絶深刻化、過消費も問題」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.26 11:44
ソウル楊坪洞(ヤンピョンドン)に住むシン・スミンさん(22、女性)は、両親から独立して1人暮らしを始めて2年目の「シングル族」(1人世帯)だ。シンさんは22日、ソウル文来洞(ムンレドン)の「アーバンゲストハウス」で開かれた水正果(スジョングァ、韓国伝統の飲み物)パーティーに参加した。「多様な外国文化にもう少し近く、しばしば接したいと思っているシングル族の欲求を満たさなければならない」として、ソダカンパニーのパク・ミナ代表(27)が作った集まりだ。一種の社会的企業であるソダカンパニーは、シングル族のための食事・文化共同体だ。地域のシングル族を集めてボランティア活動をしたり多様な公演も主催したりする。シンさんとパク代表らシングル族6人とフランス・ドイツなどから来た外国人のバックパッカー5人はこの日、水正果を一緒に作って韓国の美味しい店を紹介する時間を持った。永登浦(ヨンドンポ)の伝統市場内の屋台で余興も楽しんだ。
20-30代のシングル族の生活の様子が変わりつつある。1人暮らしと言えば食事を抜いたりハンバーガー・ラーメンなどで間に合わせたりするような貧しい自炊生のイメージは昔の話だ。小さな部屋に閉じこもっていることもない。良い食べ物を選んで買って食べて、文化生活も多様に追い求める。社会活動にも積極的なので気が合う人々と集まって同好会も組織する。
彼らのように「個性があって余裕がある人生」を指向するいわゆる“プレミアムシングル族”が増えている。