韓国、豪州と5兆ウォンの通貨スワップ…豪州の原材料が事実上ウォンで購入可能に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.24 13:24
韓国とオーストラリアの中央銀行が5兆ウォン規模で自国通貨を対等交換する契約をした。これに伴い、今後オーストラリアから原材料を輸入する韓国企業は米ドルの代わりに豪ドルで決済できることになる。また、国際金融危機が迫った時も米ドルに対する依存度を低くできる。
主要20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するためオーストラリアのシドニーを訪問している韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は23日、オーストラリア中央銀行のスチーブンス総裁と通貨スワップ(通貨対等交換)契約に署名した。満期は3年で、両国の合意により延長できる。今回の契約は朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨年10月の韓豪首脳会談で通貨スワップに合意したのに伴うもの。
今回の契約で韓国銀行は最大5兆ウォンのウォンをオーストラリア中央銀行に預け50億豪ドルに交換することができる。韓国銀行はこの豪ドルを都市銀行を通じオーストラリアから原材料を輸入する韓国企業に支援できる。同様にオーストラリア中央銀行は最大50億豪ドルを韓国銀行に渡し、同じ金額をウォンに替えることができる。韓国はオーストラリアの4番目の貿易国で、オーストラリアは韓国の7番目の貿易国だ。昨年オーストラリアに対する韓国の輸出は96億ドル、輸入は208億ドルだった。韓国は鉄鉱石と有煙炭を主に輸入し、軽油と自動車をオーストラリアに輸出している。