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<ソチ五輪>「アディオス、ヨナ」 氷上に残した軌跡は歴史に…あなたのおかげで幸せだった(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.21 10:34
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音楽が止まり、彼女も止まった。あふれんばかりの拍手と花束に埋もれた24歳の女性。氷上に1人で立つフィギュアの女王は、孤独に見えた。

今日の明け方に開かれたソチオリンピック女子フィギュアスケートのフリープログラムは、彼女にとって最後の舞台。20年かけてひたすら1本の道を駆け抜けた長い旅程が終わる瞬間だった。今、ヨナは何を考えているだろうか。何年か前にインターネット動画で『死の舞踏』を見た後から、私は彼女のファンになった。カリスマ性あふれる鳥肌の立つような演技に震えた。氷上を飛び回る彼女が韓国人なのかと信じられなかった。ああ、私たちにもこんな美しさがあったんだな。感心した。

身長1メートル64センチに体重47キロの若い女性が耐えるには途方もないプレッシャーを抱えて、彼女は2度目のオリンピックに備えた。そして「フィギュアクイーン」の面目を今一度、刻みつけた。最後をりっぱに終えた彼女に拍手を送りたい。さようならキム・ヨナ。あなたのおかげで幸せだった。ありがとう。

大韓民国を代表するという重い荷物を下ろして、また別の素敵な人生を送ることを…。

女王の最後のショートプログラムを待っていた19日夕方に、幼い日の私を思い出した。10歳の頃の私が最も欲しかった物はスケート靴だった。私が通っていた小学校は、冬休みの間に運動場を凍らせて学生たちに開放した。靴底に鉄のエッジをつけた珍しい靴を履いて氷上を滑る子供たちがうらやましく、決して楽ではなかった家の状況を知りながらも両親にせがんだ。高いと反対する母親をのけて、気分屋だった父親にぶらさがった。ソウル東大門(トンデムン)運動場のスポーツ用品店で私の足より2サイズほど大きい赤色のスケート靴を買ってもらって履いた。

厚い靴下を二重に履いても緩く、靴紐をきつく締めた。学校の運動場で肩越しにフィギュアスケートを習った。後ろに8の字をかいたり、片方の足を上げてぐるぐる回ったりする幸福は長続きしなかった。5年の時の交通事故で膝をケガした後、氷上に立つのが怖くなった。
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【特集】ソチ冬季オリンピック2014


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