【社説】また後進国型惨事…安心して暮らせる社会を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.19 10:29
17日夜、慶州マウナオーシャンリゾートの体育館の屋根が崩落し、そこで新入生歓迎行事中だった釜山外国語大の学生10人が死亡、約100人が負傷した。花が咲く前に散った若者の無念の死に胸が痛む。
今回の事故は大韓民国の深刻な安全不感症をそのまま表した惨事といえる。特に事故が発生した体育館は、すでに安全性に警告音が鳴っていた状態だったという点に注目する。同じサンドイッチパネルで建設された蔚山地域の工場の建物がすでに10-11日、23センチの雪で崩壊し、2人が死亡していたからだ。このリゾートがあった慶州は蔚山より多い50-60センチの大雪が降り、建物の安全性が深刻に懸念される状況だった。しかもこの地域にさらに雪が降るという気象庁の予報と報道も続いていた。こうした状況で安全を考慮せず大規模な客を迎えたリゾート側の無責任と安全不感症に茫然自失する。