<リゾート体育館崩壊事故>大雪でも行事強行…なぜその場所を選んだのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.19 10:01
総学生会は大雪が降る山間で行事を押し切り、行事の現場には学生たちを指導する教授や安全要員がついて行かなかった。釜山(プサン)外国語大学の新入生と在学生ら10人の命を奪った慶州(キョンジュ)マウナオーシャンリゾート体育館崩壊事故は、当初からあちこちに危険要素をはらんでいた。
リゾートは慶州市陽南面(ヤンナムミョン)の東大山(トンデサン)海抜500メートルのところにある。急で狭い道路を上がらなければならない。雪が積もれば近づくことさえ容易ではない。事故が起きた17日がまさにそうだった。1週間で60センチほど雪が積もった。道路を除雪し続けたが雪はさらに積もった。近隣の蔚山(ウルサン)では雪の重みに勝てず工場の屋根が崩れて労働者2人が亡くなる事故まで出た。
それでも釜山外大総学生会はここで単独で新入生のオリエンテーションを進めた。釜山外大はもともと学校と総学生会が共同で新入生歓迎会をしていた。2012年には慶州ハンファリゾート、昨年はザ・K慶州ホテルだった。しかし今年は事情が変わった。総学生会は前のように学校の外で行うことを望んだが、学校側は「毎年、飲酒や安全事故が繰り返される」として「3月にオープンする釜山市南山洞(ナムサンドン)の新しいキャンパスで行事をしよう」と提案した。