<リゾート体育館崩壊事故>100トンの雪の重み…「組み立て式体育館、10秒たらずで崩れた」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.18 10:05
17日午後9時20分、慶州市陽南面(キョンジュシ・ヤンナムミョン)のマウナオーシャンリゾート体育館。新入生のオリエンテーションのために集まった釜山(プサン)外国語大学の新入生370人余りと在学生180人余りがレクリエーションをするところだった。突然「ポキン」という音とともに体育館屋根が落ちてきた。体育館は学生たちの悲鳴で凄惨な場所に変わった。相当数は現場から飛び出したが、130人余りがそこまで避難できなかった。現場にいた新入生(19)は「体育館の屋根が崩れ落ちるとすぐに学生たちが驚いて入口側に集まった瞬間、入口側の屋根まで崩れた」と当時の状況を伝えた。彼は「屋根が完全に崩れるまで10秒もかからなかったようだ」と付け加えた。
警察と消防当局は組み立て式で建てられた体育館の屋根が12日から降った60センチ以上の積雪の重みに耐えられず崩れ落ちたと見ている。事故が起きた体育館は、内部に柱がない構造だ。その上、屋根はサンドイッチパネルになっており雪の重さに耐えるには充分でない可能性もあるというのが専門家たちの見解だ。通常1平方メートルに雪10センチが積もった場合、その重さは約14キログラムに達する。数百人を収容できる1200平方メートルの講堂の屋根に60センチの雪が積もった場合、その重さは100トンに達すると推定される。