【社説】復活したNSC事務局、統一まで念頭に置くべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.05 15:58
朴槿恵(パク・クネ)大統領が新年の記者会見で「統一は大きなチャンス」と述べて以来、政府と学界、メディアを中心に「統一大チャンス論」が急速に広まっている。突然訪れる統一は下手をするとマイナスになるおそれもある。統一を準備するというレベルで、統一談論が広まるのは望ましい現象とみられる。しかし統一は我々が望むからといって実現するわけではない。周辺国の利害が一致しなければならない。特に韓半島(朝鮮半島)に戦略的な利害がかかる米国と中国の同意と支持なしには難しい。
数日前、ケリー米国務長官は注目を引く発言をした。ドイツ・ミュンヘン安保会議に出席したケリー長官は、質問に答える過程で韓半島の統一に言及した。ケリー長官は、米国のアジア再均衡(リバランス)政策について説明しながら「我々は北朝鮮問題について議論している」と述べ、「2週後に中国に行っても北朝鮮イシューについて議論し、韓国・日本とともに統一についても議論するだろう」と述べた。北朝鮮に言及する中で、統一という単語が韓国・中国・日本という言葉とともに米外交の首長の口から出たという点は注目される。