【社説】先進大国日本の偏狭な小国外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.03 13:21
1億人以上の人口を持つ国のうち1人あたりの国内総生産(GDP)が4万ドル(2012年基準)を超える国は、米国(5万1704ドル)と日本(4万6707ドル)だけだ。経済規模で日本は2010年に中国に逆転されて世界3位となったが、1人あたりの国民所得は中国の約8倍にのぼる。誰がなんと言っても日本は先進国で大国だ。残念ながら、日本だけがそれを知らないようだ。
旧正月連休中、日本はいろいろと韓国にかみついた。婚期を逃したオールドミスのヒステリーを見ているようだといえば、少し行き過ぎた表現だろうか。安倍首相は先月30日、参院本会議の答弁で、独島(ドクト、日本名・竹島)領有権問題に関し、「国際司法裁判所(ICJ)に単独提訴することを検討している」と述べた。中学・高校教科書の学習指導要領解説書に独島を日本の領土と明記することにしたのに続く挑発だ。領有権紛争の存在自体を認めない韓国が応じるはずがなく、韓国が応じなければ空砲を放つのと変わらないことをよく知りながらも、ひとまず叫んでみようという態度で韓国を刺激した。