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【コラム】韓国はエビでなくイルカだ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.31 09:59
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「クジラのけんかでエビの背が割れる」とは韓国の人から滅多に聞けなかったことわざのひとつだ。むしろ外国人から多く聞いた。韓国が他の国との関係を見る方式を彼らが説明する時だ。しかし私が会った多くの韓国人は本当に自分の国をエビになぞらえる。これが果たして適切で正確な比喩だろうか。

歴史的な観点から見れば韓国人のそうした認識は簡単に知ることができる。その視点で見れば韓国は永遠に他の国に振り回される無力な犠牲者だ。しかし韓国の人たちは自分自身をとても過小評価しているのではないかと思う。概ねそうした見方には韓国が「小さい」「弱い」「依然として開発途上国だ」という表現がつきまとう。「開発途上国」は不便なほどしばしば聞く。

 
気になることがもうひとつある。韓国の友人が米国有数のMBAスクールから合格通知を受けてした話が、「私が入った。私はただの韓国人なのに」だった。米国のエリート大学で外国人学生のうち韓国人がアンバランスなほど大きな割合を占めているのにだ。

韓国には概して否定的で自らを疑う話が蔓延している。ソウル特派員時代に出した結論では、こうした話の首唱者は政治家と財界指導者をはじめとするエリートだった。社会の指導層であるほど、韓国が韓国のようでないことを望み、米国など外国のようであることを望むようにみえる。彼らにとって韓国は「弱くて」「依然として開発途上国」であるためだ。

確実な証拠はないが、自己懐疑的なそうした話は変化に抵抗する手段として使われているのではないかと思う。平等主義や仕事と生活のバランスに対する議論を防ぐためには韓国がまだ開発途上国という認識ほど良いものがないためだ。それでこそ成長と進歩のためにだれもが犠牲を甘受しないだろうか。


【コラム】韓国はエビでなくイルカだ(2)

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