個人情報を買い取り100倍の値で転売…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.29 13:04
個人情報の不法流通の中心に、金融会社の顧客情報を流用して貸金業者に売る企業型の仲介業者がいる。こうした仲介業者は金融会社の職員と接触して情報を入手したり、ハッキングした資料を収集する。こうした資料を集めて整理し、高級情報をつくる役割をする。顧客情報はこうした加工過程を経て100倍以上に値が上がったりもする。今回のカード会社顧客情報流出事件が代表的なケースだ。
カード3社の顧客情報1億400万件を流出させた信用情報会社の職員P(39、拘束起訴)に接近したのは、仲介業者のC(36、拘束起訴)だった。Cは2回にわたり計1650万ウォン(約158万円)をPに渡し、顧客情報7800万件を入手した。事実上、国民全体の個人情報を得るのに1件あたり0.21ウォンだ。Cはこのうち農協カードの情報100万件を2300万ウォン(1件あたり23ウォン)で貸金業者で営業をするLに売った。整理されていない原本データのうち住民番号やカード番号など核心情報だけを選んで集めた代価として100倍以上の価格を受けたのだ。