日本に持ち出された慶北文化財、追跡33年(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.27 14:27
韓国の美術教師が、日本に持ち出された慶尚北道(キョンサンブクド)地域の文化財を33年かけて追跡し、1000ページ以上の本として集大成した。
社団法人「私たちの文化財を探す運動」本部と慶尚北道が新年早々に出した『慶北地域の文化財の受難と国外搬出史』が、その執念の産物だ。分量は1152ページに及ぶ。この本は、大邱(テグ)・慶北地域、伽耶(カヤ)・新羅(シンラ)の文化財の違法な搬出経路が日帝強制占領期間の新聞記事などにもとづいて詳細に書かれている。返還を要求すれば、なすすべもなく認めざるを得ない立証資料が作られたのだ。