「代表復帰の可能性は０％だと自信を持って話せる」。朴智星（パク・チソン、３３、アイントホーフェン）の考えは固まっていた。直接的な表現で一線を画した。２０１１年に返上した韓国代表のタイトルを二度とつける気持ちがないことを、繰り返しはっきりと述べた。

サッカー韓国代表の洪明甫（ホン・ミョンボ）監督（４５）が７日に「朴智星に直接会って代表復帰の意思を確認する」と述べて以来、朴智星が自分の考えをメディアに明らかにしたのは今回が初めてだ。

２３日、オランダ・アイントホーフェンにあるデ・ヘルドハンフ練習場のインタビュールームで中央日報の記者に会った朴智星は「代表チームを離れて３年も経つ自分を呼んでくれるのは有り難いが、いま私の話が出てくることが代表チームに望ましいとは思わない」とし「代表復帰は全く考えていない」と述べた。２２日に父パク・ソンジョンＪＳファウンデーション常任理事（５６）が「智星は代表チームに戻らない」と話したのと同じだ。

洪明甫監督が実際に会って話すという意思を明らかにした後、朴智星の代表復帰問題はサッカー界の最大イシューとなった。「選手本人の口から意思を確認しようということにすぎない」という洪監督の発言とは違い、一部のメディアが「代表復帰事前密約説」などと取り上げると、朴智星側は「代表復帰はない」として急いで鎮火に乗り出した。朴智星は「洪明甫先輩も私を説得すると話したことはない。メディアが行き過ぎた拡大解釈をした部分は遺憾」と話した。選手本人が自分の口で「復帰はない」と明らかにしたことで、代表復帰関連の話題は水面下に沈むことになった。

朴智星は、婚約者のキム・ミンジＳＢＳアナウンサー（２９）と７月２７日にソウル市内のホテルで結婚するという報道に関しても、「マスコミが先に吉日を確認してくれたようだ。５月または７月に結婚するということ以外に決まったことはない」と話した。

朴智星は「競技には出ないが、それなりに代表チームを後方からサポートする」とし「Ｗ杯まで６カ月が残った今は特別な準備をする必要がない。けが防止、コンディション維持、自信の向上だけを考えればよい」と後輩に向けて助言した。