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韓国ガールズグループ、「セクシーコンセプト」はもう限界? 芸能関係者は…(1)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2014.01.21 17:32
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お茶の間におけるガールズグループの「セクシー表現」の限界はどこまでだろうか。最近、ガールズグループの扇情性についての問題が再燃している。単純にセクシー衣装で「見せる」だけでないため問題が大きくなっている。彼女たちは身体の“重要部位”を手で触れながら、視聴者にも「感じること」を強要するレベルに達した。

だからといってやみくもに非難するだけというのも難しい。「需要と供給」の論理が働いているからだ。それだけセクシーコンセプトのガールズグループを消費するファンが増えていることを意味する。セクシーであればあるほど、刺激的であるばあるほど人気は上昇曲線を描いているのが現状だ。

 
だが、ガールズグループのセクシーコンセプトに向かう視線は美しいばかりではない。特に地上波放送局による歌謡ランキング番組で見られる刺激的な表現には激しい否定感情や不満が伴っている。自然と議論は「表現の限界」まで及んでいる。ガールズグループのセクシーコンセプトの範囲と限界はどこまでなのだろうか。

◆セクシーコンセプト、表現の限界は

ガールズグループのセクシーコンセプトが過激さを増している。音源サイトでランキングトップに入り、地上波放送局の歌謡番組で首位に輝いたGirl’s Day (ガールズデー)が「セクシー戦争」の口火を切った。2010年デビュー以来、最もセクシーな姿で男性ファンを引きつけている。

そのバトンは2012年にデビューしたガールズグループAOAが受け継いだ。タイトなワンピース姿で地面をはうようにダンスする。スカートの裏を露出させながら“その部位”を手で触れたりもする。RAINBOW BLAXX(レインボーブラック)もセクシーコンセプトを前面に出してカムバックを狙っている。

ガールズグループのこのような姿は、KBS(韓国放送公社)、MBC(文化放送)、SBS(ソウル放送)などの地上波テレビ局の電波に乗ってお茶の間にそのまま届けられた。子どもを持つ親なら、否応なく不満が募る状況だ。

では、放送関係者は最近問題になっている行き過ぎたセクシーコンセプト問題を共有しているのだろうか。基本的にガールズグループの扇情性規制やその審議は、担当PDおよび審議室によって決まる。PDが確認して許可すれば放送され、却下されれば修正は避けられないという意味だ。

SBS『人気歌謡』のキム・ジュヒョンPDは「タイトな規定はないが、それなりの基準と守るべきラインがある」とし、「ダンスの映像を見て振り付けを直したり、リハーサルで衣装を見て直したりといった措置を取る計画だ。ガールズグループの所属事務所に、『(私が)審議室に呼ばれるようなことはしないでほしい』と伝えてある」と説明した。扇情性についての基準については「コンセプトや振り付け、衣装が調和しているかをチェックする。セクシーな部分があるならば活かすべきだが、扇情的過ぎる部分は手を入れなくてはならない」とし、「かつてはセクシーな動作を過度にクローズアップする場合もあったが、われわれは扇情性をあおろうと意図的に身体の一部分を強調するものについては徹底的に排除する。舞台全体を撮るフルショット処理を施すこともある」と説明した。

KBS第2テレビ『ミュージックバンク』のイ・セヒPDは「リハーサルの時に担当CPやPDが衣装や振り付けをチェックする。露出が激しい場合には当日、衣装の差し替えを指示する。ポイントダンスが扇情的である場合にはカメラを近づけずに遠くから撮影するようにしている」と伝えた。

KBS芸能審議室のコン・ヨンチョル部長は「生放送番組は事前審議規制の対象ではない。『ミュージックバンク』は生放送なので担当責任プロデューサー(CP)に審議を委任して進めるシステム」と伝えた。続いて「審議室では1カ月間、番組をモニターをした後で該当芸能事務所に口頭で警告措置をしている」と説明した。共通しているのは、カギは担当PD個人が握っているということだ。主観的な観点が基準なので、一貫性ではないとの指摘が絶えない。


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