朴大統領「スイスの創造・革新の融合を学ぶべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.20 11:43
インド国賓訪問を終えた朴槿恵(パク・クネ)大統領が19日にスイス国賓訪問の日程を始めた。韓国大統領としては初めての国賓訪問だ。前日に首都ベルンに到着した朴大統領はホテルでスイス韓国協会のヨス会長ら6人と面談した。ヨス会長が「板門店(パンムンジョム)中立国監視委員会の一員として韓国と縁を結んだ」と紹介すると、朴大統領は「スイスが60年間韓半島の平和安定に寄与し感謝する」と答えた。
スイスは中立国監視委員会を通じた縁で親韓派が多い。1953年から中立国監視委員会に軍事要員を派遣してきたスイスは委員会出身者が帰国しスイス韓国協会を作った。会員数約500人で、会員の相当数が韓国を「第2の故郷」と考えているという。
韓国とスイスをつないだ中立国監視委員会は映画の素材としても取り上げられた。2000年公開の映画『JSA』は中立国監視委員会要員の活躍を扱った作品だ。女性主人公のイ・ヨンエはスイスに養子縁組されて派遣された陸軍少佐として出演した。朴大統領は午後にはベルンのパウル・クレーセンターで開かれた韓国国立舞踊団の「コリアファンタジー」の公演を観覧した。公演を観覧した朴大統領は舞台に上がり、「美しい都市で韓国文化を紹介してくれうれしい。文化は世界の人をひとつにする」と話した。