【社説】青年失業の解消は「安寧社会」の出発点=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.16 15:49
昨年、青年失業率が3年ぶりに8%台に高まった。統計庁が15日に発表した2013年雇用動向によると、昨年15-29歳の青年層の失業者は33万1000人で、青年失業率は8.0%となった。青年失業率は09年の8.1%から2012年に7.5%に下がったが、昨年また0.5ポイントも急騰した。特に、全体失業率が昨年も前年比0.1ポイント低い3.1%となるなど、青年層を除いた全年齢層で失業者が減ったことを勘案すると、青年失業の増加は目を引く。
昨年の青年失業率が急騰した理由は、青年求職者が増えた半面、実際に職場を得た就業者は減ったからだ。青年層の就業者は2000年以降、減少傾向にあるが、昨年は379万3000人と、1980年に統計を始めて以来最も少ない数字となった。働く若者が比率だけでなく絶対数まで減ったのだ。その半面、50、60歳代の中老年層の就業者数は増えている。全体雇用率が小幅ながら増えている背景には、このように「青年層雇用減少-中壮年層就職拡大」という雇用構造の悪化現象がある。