朴大統領「安保理常任理事国の増加望ましくない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.16 08:29
朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、国連安全保障理事会の常任理事国増加の有無について「1回の選挙で永久的地位を持つようになる常任理事国を増やすよりも、定期的な選挙を通じて、変化する国際環境にも能動的に対処できるやり方で非常任理事国を増やすほうが望ましいと考える」と明らかにした。朴大統領は9日、インドの公営放送Doordarshanテレビとのインタビューで「国連の安保理改革は、責任性・民主性・代表性・効率性が同時に同じ方向へ改革されることが望ましくないかと思う」としてこのように話した。現在の安保理常任理事国は米国・英国・フランス・ロシア・中国の5カ国だが、日本はインド・ドイツなどと共に常任理事国入りを狙っている。朴大統領がインタビューで日本を名指しはしなかったが、事実上、日本の安保理常任理事国入りに反対したのではないかという政界の解釈が出てきた。だが政府の高位関係者は「常任理事国の改革方向についての韓国の考えと基準を話したもので、特定国に対する賛否の表明とは全く違う」と説明した。
朴大統領はまた、北朝鮮が正月の離散家族対面の提案を断ったことに関連して「何か関係改善のための最初のボタンをかけてみようと思ったものだが、北朝鮮が受け入れなかった」として「本当に人道的な問題で時間を争う問題なのに、こういうものまで続けて断ることが本当に残念で遺憾だと思う」と話した。