GDP1兆ドル、韓国経済に匹敵する広東省の秘密(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.14 14:22
広かった。正面玄関から入り、反対側の玄関まで歩いていくだけで15分がかかった。ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテ百貨店よりも3倍以上広いと思われる1階売り場は、シャネル・ルイヴィトン・ヒューゴボスなど世界的なブランドでぎっしり埋まっていた。昨年末に訪問した広東省の深センの「万象城デパート」の風景だ。京基ファイナンスセンター付近のこのデパートは、それでも互いに肩がぶつかるほど顧客が多かった。中国経済が不況だという言葉が信じ難いほどだ。
同行した深センの韓国人事業家イ・チャンソブ氏(51)は「中国に、もう1つの『韓国』ができた」と話す。広東省の昨年の地域総生産(GRDP、中国各省のGDPで発表)が1兆ドルを突破して、韓国(2012年11300億ドル)とほとんど同じになったためだ。広東省政府は2日、広東GDPが前年より8.5%増加した6兆2300億中国元(約1兆291億ドル)に達すると初期推算した。中国で「1兆ドルクラブ」に入った最初の省だ。1998年にシンガポール、2003年に香港、2007年には台湾などを順に追い越した広東が「アジアの4龍」の中で最後に残った韓国を追い越す目前にまで来ている。