中国の安い人件費を狙って進出した韓国企業、衰退の一途(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.14 11:32
中国青島の城陽区には「協成路」という道がある。韓国の現地IT部品の下請け製造企業である協成光学の名前から取った。「一時は青島市で税金を最も払う外国企業でした。職員が2300人にも達していました。市が感謝の印として工場前の道路を『協成』と付けたのです」。会社関係者の話だ。青島の最高模範外資企業だった。しかしこの会社の現在の職員は47人に過ぎない。2008年の金融危機以後に注文が減り、賃金急騰など経営環境が悪化しながら急激に萎縮した。仕事が減る中で、工場ラインの職員は昼寝時間を設けたりもする。
上海延安東路にある共舞台劇場。昨年末ここで『王女の晩餐』という題名のミュージカルが公演された。劇場に入ると、水曜日の夕方であったにもかかわらず空席がない。毎回公演が売り切れだという。観客は華やかな舞台で繰り広げられる音楽や踊りに熱狂していた。この演劇は「メード・バイ・コリア(Made by Korea)」だ。韓国内の公演界大手のCJE&Mの現地合併法人である亜洲連創が企画し、中国俳優と交渉して舞台に上げた。「今回が3回目です。初作品のミュージカル『マンマ・ミーア』がヒットし、2つ目の作品も反応は上々でした。韓国のソフトパワーが中国で通じているのです」。この会社のイ・ソンフン副総経理の説明だ。