【コラム】北東アジア情勢に米国との同盟…韓国に必要なのは“魔性の外交”
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.01.13 16:03
外交は恋愛と似ている。恋愛で結ぶ関係はrelationship、外交関係はrelationだ。関係を結ぶ目的はただ1つ、うまくやろうということだ。だが数多くの恋愛が、涙に濡れた焼酎の杯で終わるように、外交もやはり多くの場合、いばらの道を歩く。
外交は恋愛とは違う。恋愛は、終われば、見なければ(あるいは見えなければ)いい。外交は国を移さない以上、終わりにできない。愛と憎しみは紙一重の差だから、数多くの恋愛が暴言によって衰退するが、外交は表情・言葉だけは礼儀正しくなければならない。
韓日中の3カ国はどうだろうか。中国の「口」である華春瑩・外交部報道官は9日、公式の記者会見で日本の軍国主義をめぐり「歴史上、最も暗い悪魔」という単語を使った。英国駐在の日中大使はお互いを「ヴォルデモート(『ハリー・ポッター』に登場する魔王)」と呼ぶ新聞寄稿をやりとりした。正統な外交官としては、どん詰まりとも言える暴言を吐いたわけだ。