【時視各角】サムスン電子と現代史の教科書(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.13 13:16
先週の大きなニュースといえば2つだ。まず韓国史教科書問題だ。急落したサムスン電子の営業利益も大きなニュースだ。与党セヌリ党は「韓国史は国定教科書に戻さなければならない」として大騒ぎで、「サムスン電子のない韓国」に対する心配も相当だ。このあたりで昔の新聞記事をひもといてみよう。
サムスン電子は難産の末に生まれた。これは1969年6月26日付東亜日報の記事だ。「59社の電子企業がサムスン財閥と日本の三洋電機との合弁は不当だという陳情書を提出した。これら企業はサムスン電子を『買弁組み立て産業』と規定し、『輸出85%』は荒唐無稽なスローガンだと反発した。残りの15%が韓国市場に放出されればすべて倒産すると主張した」。「財閥」と「買弁」「倒産」という表現が目立つ。