【社説】韓国・平昌、“五輪の呪い”を避けよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.11 12:41
オリンピック(五輪)招致は光栄でありチャンスだ。まず、開催都市と国を全世界に知らせ、国際的なイメージを高める機会となる。競技場と関連インフラの建設、観光ブームで経済にもプラスとなる。世界から訪問した客を迎え、国民の意識も高まる。“五輪の祝福”だ。
問題は準備に天文学的な費用がかかるという点だ。実際、1976年カナダ・モントリオール五輪の場合、1兆6200億ウォン規模の赤字となり、市が莫大な負債を抱えた。30年後の2006年に負債を清算したほどだ。さらに2004年ギリシャ・アテネ五輪は、経済性のない過剰投資で国家財政危機の一因となった。“五輪の呪い”だった。