韓国、“シルバー社長”68万人時代…日本はICTを活かしたシルバー起業活発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.10 14:00
3日午前、京畿道安山市本五洞(キョンギド・アンサンシ・ポノドン)の敬老施設2階の事務室の片隅で、紫色の帽子をかぶったおばあさんが、マイクつきヘッドフォンを使って何かに熱中していた。ユン・アビョンさん(75)。前日、安山の高麗人村で撮った動画を編集するところだった。「今は序盤の作業中。ここに字幕とナレーションを入れなくちゃ」。ユンさんはテレビコンテンツ・広報映像物制作専門「銀の巣」の創業者の1人だ。この会社は、代表格のラ・ヨンス院長(74)が高齢者ら5人と共に創業して昨年3月に社会的企業(ソーシャル・ビジネス)の認定を受けた。昨年11月、雇用労働部主催のソーシャルベンチャー競演大会でグローバル部門奨励賞を受けた。この会社には15人の高齢者が働いており、1人あたり月100万ウォン(約10万円)程度の収入を上げている。ラ院長は「10億ウォンよりも大事なお金」としながら「デジタル技術の使用法が便利になって高齢者でも無理なく習える」と話した。
近頃の高齢者は、以前とは違う。元気で、活気に満ちて、専門知識まで備えて仕事をする。専門家たちは高齢者をニューシルバー(60~74歳)と旧シルバー(75歳以上)に分ける。ニューシルバーは仕事に対して旺盛だ。旧シルバーは従来とは違った方法で健康管理をする。すりへったところを保守(リモデリング)する。忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)に住む女性(84)は、79歳のときに歯11本のインプラント手術をし、昨年は膝の人工関節手術を受けた。5年前に皮膚科でシミ・細かいホクロの除去レーザー手術を受け、昨年はシワ・ホクロ除去手術とまぶたの手術をした。