【社説】120年前の歴史から韓国が学ぶこと
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.03 08:44
人間が歴史を振り返るのは過去から学ぶためだ。現在の目で過去を見て、そこから得た教訓で現在を理解し、未来に対応する。第1次世界大戦勃発100年を迎えた欧州の学界・メディアが1914年を振り返り、2014年の甲午年の入り口で韓国が120年前の甲午年を考える理由だ。
今日の韓半島(朝鮮半島)情勢は120年前と似ているという声が多い。時代の流れと情勢を正しく読み取れず、列強の角逐の場に転落し、国権侵奪の侮辱を受けた当時と似ているということだ。半分は正しく、半分は違う言葉だ。強大国の間で微妙な選択を要求されていて、国論が分裂し、葛藤を経験しているのは似ている。しかし韓国は無知蒙昧な弱小国の朝鮮ではない。グローバル体制に完全に編入された世界15位の経済大国だ。それでも120年前の暗鬱な状況を思い出させる決定的な理由は、不合理な韓半島分断体制のためだ。