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ナチス顔負けの日帝731部隊…「映画で世界に告発」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.30 10:20
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「日本では反対するだろう。それでも731部隊を素材にした映画を必ず作る」。

米国CBS放送の警察ドラマ『The Mentalist(以下、メンタリスト)』に出演中の韓国人俳優ティム・カン(40、Tim Kang)は淡々とした表情で話した。彼は2008年に放映が始まった『メンタルリスト』でシーズン6に及ぶ現在まで5年以上主演級の助演役を演じている。劇中、韓国系刑事の副チーム長「キム・ボルチョ」役で米国はもちろん欧州や韓国でも多くのファンを確保している。

 
『メンタルリスト』出演のほかに彼が今、力を入れているのが「丸太実験」で悪名高い日本の731部隊の話を入れた映画『ルーム731(Room731)』の制作だ。彼は「当時、日本軍がしたことはナチスドイツと同じだが、米国などの地ではあまり知られていない」と制作理由を明らかにした。4年ぶりに来韓した彼を23日、ソウル西小門(ソソムン)路の中央日報社で会った。

--もともとは名門大を卒業した証券マンだったと聞いた。

「そのとおりだ。UCバークレー大学で政治学を専攻した。大学を卒業して何をするかも分からずハワイで2年間暮らしてサンフランシスコに戻った。その時パシフィック証券取引所(PSE)に就職した。お金もよく稼いだ」

--それがなぜ突然俳優になったのか。

「会社に行く途中に俳優養成学校があった。好奇心で一度行ってみたら、とてもおもしろかった。最初の1回が2回、3回、5回となった。あるとき職場の上司が株式を売れといったのを買ってしまうようなひどい失敗をした。なぜ失敗をしたのか考えてみたら、養成学校のことを考えていてそうなったという事を悟った。その時『証券マンは私に合わない。俳優が合う』という確信を持って辞職願を出した」

--家での反対が激しかっただろうに。

「父親に言ったら私をにらみつけた。特に米国ではアジア系俳優に配分されるキャラクターが白人ほど多様ではなくて、成功するのが容易ではない。この頃はますますアジア系米国人が映画を多く消費して良くなってはいるが、父は私が弁護士か医者になればと思っていた。それでもハーバード大学院で演技を勉強するからOKした。もちろん今は私を応援してくれる」

ティム・カンの父親は韓国聖書大学のカン・ウジョン総長(73)だ。彼の祖父はこの学校の設立者であるカン・テグク博士(1904~98)。カン・テグク博士は独立運動をして1920~30年代、2度にわたって投獄された経験がある。「731部隊」を素材にした映画『ルーム731』を作るという彼の話が、格別に聞こえた理由だ。彼はこの映画でプロデューサー兼劇中の日本人医師役をつとめる。

--「ルーム731」の制作はいつから始めたのか。

「とりあえず15~20分程度の短編映画として作る計画だ。反応が良ければ正式上映用に長くするつもりもある。ジャンルはホラーとドラマの結合型だ。制作は先月から始め、1月から本格的な撮影に入る計画だ。5月に開くカンヌ映画祭の出品締め切りが3月なのでそれ以前までには終える予定。釜山(プサン)国際映画祭にも出品するつもりだ」

--映画の制作時に最も気を遣った部分は。

「もちろん良い作品を作ることだ。デザイナーらスタッフを、ハリウッドでも認められる人々でつくった。素材が興味深いからだ。韓国人、中国人、ロシア人などを拉致して生体実験をする姿を加減なく見せる。731部隊はナチスドイツのように人を使ってあらゆる実験を行ったが、米国の人々はこの事実についてよく知らない。もちろん日本では反発するだろう。だが、私は本当に重要なプロジェクトだと考えている。個人的には日本人の医師役をしっかりこなすためにこの頃は日本語を勉強中だ」

どんな俳優になりたいかという質問にティム・カンは「演じ続けたい」と話した。演技に対する彼の考えを聞いてみると理解できる。「ハーバードで大学院に通っていた時は一日中、演技の勉強だけをした。もちろん心配にもなったが本当に幸せだった。今はカメラや照明セッティングのために8割以上の時間を使うのが惜しい。アルパチーノのようなスーパースターになってオスカーを受賞するのももちろん良いが、私はただ演じ続けたい」

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    ナチス顔負けの日帝731部隊…「映画で世界に告発」

    2013.12.30 10:20
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    4年ぶりに韓国を訪れた俳優ティム・カンは「韓国映画は、『JSA』『シュリ』『オールドボーイ』のように公開されてからずいぶん経った作品しか見ていない。今回、韓国にきたついでに思い切り観る予定」と話した。
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