【コラム】韓国、焦れば「創業強国」は作れない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.27 13:09
フィンランドの代表的企業ノキアは、フィンランド経済の中枢的な役割を果たしてきて転落した。だがノキアが崩れた分を新生ベンチャー企業がとって代わり、産業構造の転換が進められてフィンランド経済は再び活気を取り戻している。ノキアに行こうとしていた多くの人材が創業することになり、その創業を通じてフィンランドの経済の歴史を塗り替えつつあるのだ。まさに「ノキアパラドックス」だ。
フィンランドの事例は、大企業中心の経済構造が持つ限界を見せると同時に、創業を通した革新が続いてこそ国家が健全に持続成長できるということを如実に物語っている。米国の場合を見ても、フェイスブック・テスラのような優秀な新生企業が湧き出る泉のように次々と出てきて持続的な成長が実現した。これは米国という国が持つ底力でもある。