不信の泥沼にはまった鉄道スト=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.24 10:10
朴槿恵(パク・クネ)大統領は23日、鉄道労組ストライキに関連して「今、大変だという理由で原則なしに適当に妥協することになれば、韓国の経済社会の未来を約束できない」と話した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた首席秘書官会議を主宰してのことだ。「難しい時ほど原則を守ってすべての問題を国民中心に解決していかなければならない」とも述べた。鉄道労組執行部を検挙するためにソウル貞洞(チョンドン)の全国民主労働組合総連盟(民主労総)事務室に警察力が投入された翌日のことだ。鉄道ストライキに対する非寛容原則が揺るぎないものだという点を再度強調したのだ。
朴大統領は「いつ挑発するかも知れない北朝鮮や鉄道ストライキ問題、世界的な景気の不況と政界の対立により、国民が色々と心配する」としながら「不便で大変だが、この時期をうまく耐えて過ごせば、むしろ経済社会の持続的発展が可能な基盤を固めることになる」と強調した。国民に不便を甘受してほしいという呼び掛けだ。それと共に「新年は甲午年だが、120年前には甲午改革(1894年から1895年にかけて行われた急進的な近代化改革)があった。120年前の改革は成功できなかったが、今回は必ず大韓民国の未来を切り開き、成功する改革の未来になれるよう首席の方々は使命感を持って努力してほしい」と要請した。慢性的な違法行為と適当に妥協する慣行が「改革」の対象だと目星をつけたのだ。雇用労働部関係者は「鉄道労組の白旗投降を要求したもの」と解説した。